高田安規子・政子個展「Magic Carpet 魔法の絨毯」

11/11/05 | カテゴリー:未分類 | | No コメント

いつも超絶技巧そのもので驚かせてくれたり、

あるいはその超絶技巧を用いて、日常品としてはあたりまえと思っているものに

投影されているスケール感を露わにして、不思議な世界に引きずり込んでくれる。

地図や切手など縮小された地形や風景に彼らの技術を加えることで、

世界が違って見えてくる、それをアートとしてやっているのが楽しい。


彼らは、高田安規子さん・政子さんという一卵性双生児姉妹で、

日本の美術大学で学んだ後、ロンドン大学スレード校大学院彫刻科修士課程を修了。

日本国内でも注目度が高まり、ファンも増えてきた。


今回はトランプに絨毯模様の刺繍を施した作品を展示している。

高田安規子・政子個展「Magic Carpet 魔法の絨毯」

ラディウムーレントゲンヴェルケにて。11月26日(土)まで。


トランプの柄を刺繍でなぞったわけではなく、一部活かしつつ、

絨毯の柄をそこに展開していったそうだ。普通に入手できる一番細い針と絹糸を

使っている。大変な根気と技術を必要とする仕事。

鏡を使用して、裏側の面を見られるものもある。


以下、作品を紹介する。iPhoneにて撮影。


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杉本博司『Surface of the Third Order』

11/10/30 | カテゴリー:出張中または旅行中, 美術展 | | No コメント

杉本博司氏の個展「Hiroshi Sugimoto: Surface of the Third Order」が、

The Pace Gallery510 West 25th Street)で開催されている。12月23日(金)まで。


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杉本氏の設計したクリスタルの五輪塔。

五輪塔は五大元素「地水火風空」を表す形を下から重ねたもの。

下から2段目「水」にあたる部分にひとつずつ、

それぞれ異なる「海景」が収まっている。

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Newday — ARTIST FOR JAPAN

11/10/29 | カテゴリー:出張中または旅行中, 美術展 | | No コメント

アーティストの村上隆氏が声をかけ、東日本大震災のチェリティオークションが

ニューヨークのクリスティーズで11月9日(水)に開催される。

Newday — ARTIST FOR JAPAN

意志に賛同し、作品を提供したアーティストたちを招いた内覧会・記者会見が

10月27日、ガゴシアンギャラリー(980 Madison Ave)であった。

内覧会は場所を移し、11月4日〜8日まで、クリスティーズにて。

(以下、作品データ、エスティメート金額は当日配布された資料による。

 作品タイトルは英語表記のままとした)


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左から、村上隆氏、奈良美智氏、KAWS氏。背景の作品は、

村上隆「New day: Face of the Artist」

2011年 キャンバスにアクリルとプラチナ箔 150.4×150.4cm

350,000〜450,000USドル


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Bill Viola: Transformationsクロージングパーティ

11/10/21 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

今年度、高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門を受賞したアーティスト、

ビル・ヴィオラ氏の展覧会がギャラリー小柳で開催されていたが、

世界文化賞授賞式出席のため来日中の作家を迎えての

クロージングパーティがあった。


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「イゾルデの昇天(死後の領域における光のかたち)」2005年

空を目指して昇っていっているように見えるのは実は水に深く沈んでいく様。

なぜなら、上下は逆さまで、地上かと思っているところは水の中だから。

それをスローモーションで見ている。美しい光景。

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『ポテト・ブック』伊丹十三訳

11/10/19 | カテゴリー:蔵書紹介 | | 1 コメント

先週、愛媛県松山の伊丹十三記念館に行って、

僕にとってはもう何回目かの伊丹十三ブームが起きている。

 

記念館で見かけて、あ、そういえばこの本も持っていたはずと思って、

書棚を探して、引っぱり出してきた。『ポテト・ブック』。



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マーナ・デイヴィス 著 伊丹十三 訳『ポテト・ブック』ブックマン社 1976年

表紙の絵を描いたのは、矢吹申彦

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伊丹十三記念館

11/10/16 | カテゴリー:出張中または旅行中 | | No コメント

先週、四国にあるいくつかの美術館を取材する機会があった。

これは、四国旅マガジン『GajA』11月25日発売号のためのもので、

「2泊3日でまわりたいアートスポット」(仮)というような企画。

直島があまりにも有名だけれど、四国は古美術〜現代アートの宝庫だ。

今回は、知ってたけど、行くチャンスがつかめなかった美術館を

まとめて訪れることができた。訪問先の美術館に関して、

編集部は僕の希望を取り入れ、無理を聞いてくれた。

全容・詳細は『GajA』に載せるのだが、

前からずっと行きたかった〈伊丹十三記念館〉のことを少し書く。

(Twitterでアップした写真と重複しているものもあります。

 写真は許可を得て撮影したものです)


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記念館本館の前庭にあるガレージに収まっている伊丹氏の愛車、ベントレー。


伊丹氏は若い頃からクルマ好きで、ジャガー、ロータスエラン、ポルシェなどを

乗り継ぎ、愛車遍歴は華やか。

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ありがとう。Steven Jobs 

11/10/07 | カテゴリー:蔵書紹介 | | 2 コメント

アップルコンピュータ(現・アップル)の共同創業者、

元CEOのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。

パーソナルコンピュータ界を率いた彼の死を人々はまるで、

同時代のロックスターを失ったことのように悼んでいる。

多くのイノヴェイティブなプロダクツと数々の名言を残した彼のことは

僕もときどき雑誌で取り上げさせてもらった。

1993年にポパイの臨時増刊として「MacBoy」というムックに

〈アップルコンピュータ物語〉というマンガをつくった。


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ポパイ臨時増刊「MacBoy」1993年 マガジンハウス刊より ©MAGAZINE HOUSE LTD.


ジョブズが、ペプシコーラの敏腕経営者(事業担当社長)だった

ジョン・スカリーをヘッドハンティングする場面。

「一生、砂糖水を売るのか、世界を変えるのか」。

のちに、ジョブズは自分が口説いて招いたスカリーにアップルを

追われる形で辞めることになる(形としては辞表を提出)。

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世界遺産「ヴェネツィア展」魅惑の芸術-千年の都

11/09/26 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

アドリア海に浮かぶ宝石、ヴェネツィア。

強大な海軍力と交易による富を背景に東地中海で繁栄を誇った都市国家だ。

その黄金期から爛熟期までに芸術品が日本に上陸している。

『世界遺産「ヴェネツィア展」魅惑の芸術-千年の都』

江戸東京博物館にて、12月11日(日)まで。

そのあと来年まで、名古屋、仙台、松山、京都、広島に巡回。


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ヴィットーレ・カルパッチョ「サン・マルコのライオン」

1516年 ドゥカーレ宮殿

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『旅』2011/11「わたしを元気にする63の旅」

11/09/21 | カテゴリー:蔵書紹介 | | No コメント

本日発売の雑誌『旅』で茂木健一郎さんと一緒に

「わざわざ遠くまでアートを観に行く」というセクション(10ページ)に

出演させてもらっています。


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入善町下山芸術の森〈発電所美術館〉にて。右側が茂木さん、左側が僕。

小さなトンネルに見えるのは、水力発電所の水が通る管。

撮影時の展示はニュートラル・プロダクションの光や映像のインスタレーション。

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メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン

11/09/20 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」

森美術館で始まっている。2012年1月15日(日)まで。

第二次大戦から復興し、高度成長の時代に、建築の仕事は単なる建物作り、

都市計画にとどまらず、国家の建設、未来への展望作りであった。

ちなみに、メタボリズムとは「新陳代謝」を意味し、

環境にすばやく適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく

建築や都市のイメージだった。


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丹下健三と「東京計画1960」全体模型

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