Archive for ‘美術展’

須田悦弘展@千葉市美術館

12/11/01 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

木彫で実物大のリアルな植物を作り、それはまるで本物のよう。

しかもその作品を作家本人がさまざまな企みをもって設置し、

鑑賞者が発見する楽しみを演出したり、その裏をかいたりするところまでが

作品(インスタレーション)になる。

そんな須田作品を観る楽しみを知ると、ちょっとやみつきになる。

そのあたりが単なる工芸的な彫刻とは一線を画する現代美術なのである。

今回も見事な新作の発表あり、「隠したいのか? 見せたいのか?」と

問いたくなるような展示あり、古美術との対話のようなコラボあり、など

存分に楽しませてくれる展覧会を作ってくれた。

「須田悦弘」展。12月16日(日)まで(けっこう短い)。千葉市美術館にて。

以下、ネタバレ的な解説もあるので、

知りたくない場合はここまでに。

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須田悦弘《芙蓉》2012年 作家蔵

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WARAI 笑いの日本美術史〜縄文から19世紀まで

12/10/17 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

パリ日本文化会館「笑いの日本美術史 縄文から19世紀まで」展が開催されている。

12月15日(土)まで。


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中央:埴輪 盾持人(埼玉県本庄市/前の山古墳出土)古墳時代(6世紀)

左:人面土器(茨城県/女方遺跡出土)弥生時代(紀元前5世紀〜3世紀)

右:埴輪 笑う埴輪(埼玉県本庄市児玉町/生野山出土)古墳時代後期(5世紀末〜6世紀末)

手前左:分銅形土製品(山口県田布施町/明地遺跡出土)弥生時代 中期後半(1世紀)

手前右:土面(大阪府/仏並遺跡出土)縄文時代後期(紀元前2000年〜紀元前1000年)



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西野達「中之島ホテル」

12/10/14 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

大阪のホテル。まあ、そういうホテルはあるでしょうね、というような感じ。

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タイルの床というのが日本のホテルとしては珍しいか。

普通、多いのはカーペットやフローリングだし。

・・・しかし、このホテル、実は・・・

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Rothko/Sugimoto: Dark Paintings and Seascapes

12/10/06 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

ロンドン〈PACE LONDON〉グランドオープニング展として、

「Rothko/Sugimoto: Dark Paintings and Seascapes」が開催されている。

11月17日(土)まで。


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マーク・ロスコ晩年のダークペインティング8点と

杉本博司のSeascapes(海景)大判8点が並ぶ。

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ムラタ有子「新作絵画」展

12/09/23 | カテゴリー:美術展 | | 1 コメント

油彩で動物や風景を描く、ムラタ有子さんの新作展が始まっている。

彼女のファンは多い。

10月26日(金)まで。GALLERY SIDE 2にて。


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左:「grandma said」2012年

右:「blue bird」2011年

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西野達”Discovering Columbus”

12/09/20 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

ドイツと日本を拠点に活動する現代美術家の西野達さんの新しい作品が

ニューヨークのコロンバスサークルに出現している。


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コロンバスサークルが現在はこんな状態です。


これまでも世界各地のモニュメントをホンモノのホテルにしてしまったり

マーライオンホテルホテルゲント)、

リヴィングルーム化してしまうという作品を作ってきた西野達氏(1960年、名古屋出身)。

いよいよここ、現代アートの聖地ニューヨークでのプロジェクトだ。

マンハッタンの中心にあるセントラルパークの南西角(地図でいうと左下)に

位置する。アメリカ初の円形交差点だそうだ。


今回はどんな作品を見せてくれるのか、ニューヨークまで飛んできた。

 

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東恩納裕一 「FL」

12/09/03 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

このブログでも何度か紹介している東恩納裕一さんの“蛍光灯シャンデリア”。

現在、西麻布のCALM & PUNK GALLERYでの個展「FL」で展示されている。

9月13日(木)まで。

また、恵比寿NADiff Galleryでも、9月23日(日)まで展示が行われている。


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見た感じは右の写真に近いのだが、露出をアンダー目にして、

作品そのものをわかりやすくしたのが左。

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おもしろびじゅつワンダーランド

12/08/19 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

ちょっと難しいかな?とか、敷居が高いかな?と思われている日本美術を

わかりやすく体験型の展覧会に仕立て上げたのが、この

「来て、見て、感じて、驚いちゃって! おもしろびじゅつワンダーランド」展

9月2日(日)まで。サントリー美術館。


展示されるのは、サントリー美術館館蔵品。

DNP大日本印刷の技術によって美術館の展示に新しい切り口を与えたり、

鑑賞アシストをしている。

ある展示品はデジタル技術を駆使し、別の展示品ではアナログ手法によって、

大人から子どもまで楽しめるアミューズメントパーク的展示が完成した。


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「国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱 模様のプラネタリウム」


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国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》一合 鎌倉時代 13世紀 サントリー美術館

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ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで

12/08/12 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで活躍した作曲家、クロード・ドビュッシー。

音楽、美術、文学、演劇がそれぞれ相互に関連し、影響を与えあった時代にあって、

その中心的人物の一人だったドビュッシー。

彼の活動は美術でいえば、印象派、象徴派、ジャポニスムと密接な関係を結びながら、

成されていた。

この展覧会「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」

ドビュッシー生誕150年を記念して、フランスのオルセー美術館、

オランジェリー美術館、ブリヂストン美術館による共同開催。


僕は3月にパリのオランジェリー美術館で開催されたときにも見たが、

今回はブリヂストン美術館所蔵作品が豊富に出品されていて、それも見所となっている。

ブリヂストン美術館で10月14日(日)まで。


たとえば、楽譜の表紙には北斎の神奈川沖浪裏のイメージを使っている。


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クロード・ドビュッシー《海—3つの交響的スケッチ》1905年 個人蔵

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松江泰治展 世界・表層・時間

12/08/09 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

写真家・松江泰治氏は地球上の、人が住んでいないところ、住んでいるところを

地平線・水平線を写し込まず俯瞰的な位置から眺めるモノクロームの写真を発表。

それが衝撃的なデビューだった。

その後、空撮やカラー作品も発表している。


静岡県三島から専用送迎バスで25分のクレマチスの丘にあるIZU PHOTO MUSEUMで

「松江泰治展 世界・表層・時間」が始まっている。11月25日(日)まで。


フィヨルド地帯に寄港する大型客船はスケール感をちょっと狂わせる。

池に浮かべた船の模型のようにも見える。

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左:《NORWAY 18243》

中:《NORWAY 18148》

右:《NORWAY 18149》

以上、発色現像方式印画/110.0×137.5cm


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