ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」@山本現代

10/11/08 | カテゴリー:未分類 | | 1 コメント

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ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」が山本現代で開催されている。12月4日まで。

(入場できない人もいます。理由は後述。詳しくは画廊に問い合わせのこと)


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確かにヤノベの作る像だが、今回は宙に浮いている!


ヤノベケンジを語るとき、彼の幼少の頃のエピソードが重要だ。

1970年の大阪万博のとき、近隣に住んでいた彼は万博会場が立ち上げられ、

祭りがやってきて、そしてそれが終わって、人々が集まらなくなった場所を見ていた。

その体験が創作の原点にあり、“未来の廃墟への巡礼”が、

彼の作品へのテーマとしてずっとある。

大人になってから、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件という現実に遭い、

チェルノブイリ原発事故の現場へも赴いた。


天災など、人間に力ではどうすることもできない現実を迎えたり、

人間たちが催したこと、引き起こしたこと、その後の世界。

それを意識してきた彼にとって、

「これは現実だろうか?」という光景を人々の前に見せることも考えてきたのだろう。

宙に浮く像。接地せず回転し続けるオブジェなど、一瞬なにごとかと息を飲むが

そうか、磁力を使った作品だったかと納得する。


歴史家やジャーナリストたちとは違う方法で、さまざまな「事件」を

ファイルしておく方法が、美術家にはあるのだなと、彼の作品を見て、いつも思う。

(強力な磁力を使った作品のため、ペースメーカーなどを使用している人の

入場は固く禁止されています。お気をつけください)


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