「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」

10/11/03 | カテゴリー:未分類 | | 1 コメント

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歌麿や写楽をプロデュースし、江戸文化に大きく貢献した

名プロデューサー、蔦屋重三郎。

彼にスポットをあてた展覧会「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」

東京ミッドタウンのサントリー美術館で始まった。12月19日(日)まで。

作品保護のため、会期中展示替えがあるので注意。


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青楼十二時シリーズ 喜多川歌麿画
寛政6年(1794)頃 川崎・砂子の里資料館


美術展は通常、画家や作品をテーマにして展開されるものだが、
この展覧会の主役は本来裏方的役割を果たした蔦屋重三郎。
希代の出版プロデューサーだ。
彼が発想したやり方は現代にも脈々と受け継がれていると
思えてしまう事柄がいくつかある



もしも、蔦屋重三郎がいなかったら?
江戸の文化は少し違っていたかもしれない。やや味気ない形になって…
などと考えてしまうのである。


本展は構成上、4つのパートに分けている。

第1章 蔦重とは何者か? — 江戸文化の名プロデューサー
第2章 蔦重を生んだ<吉原> — 江戸文化の発信地
第3章 美人画の革命児・歌麿 — 美人大首絵の誕生
第4章 写楽“発見” — 江戸歌舞伎の世界


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手前:『箱入娘面屋人魚』まじめなる口上 山東京伝作
寛政3年(1791)正月 たばこと塩の博物館蔵


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手前:『画本東都遊』蔦屋の店先 葛飾北斎画
享和2年(1802) たばこと塩の博物館蔵


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手前:『書画述璧』のうち蔦唐丸自筆狂歌 蔦唐丸(蔦屋重三郎)筆
天明期(1781-1789) 個人蔵


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『吉原細見』


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青楼十二時 続 戌ノ刻 喜多川歌麿画
寛政6年(1794)頃 たばこと塩の博物館蔵


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吹き抜けのスペースには、耕書堂蔦屋が再現され、浮世絵のプロセスがわかる。


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中:女達磨図 喜多川歌麿画
寛政3-5年(1791-93)頃 栃木市蔵

昭和11年に栃木で発見され、その後、行方がわからなくなっていたが、
平成19年秋に、テレビ番組制作のための調査で再発見された。東京初公開作品。


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手前:三世佐野川市松の祇園町の白人おなよ 東洲斎写楽画
寛政6年(1794) 平木浮世絵財団


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プレス内覧会で説明をする同館学芸員・池田芙美氏


■お知らせ■

11月19日(金)19:00〜20:30 同美術館にて

「メディア都市 江戸の天才編集者」というトークライブを僕が担当します。

蔦屋重三郎のどういうところがすごかったのか、彼はどんな革新を起こしたのか、

現代の出版に共通していることはなにか、そして、今、学ぶべきことは?……

などを考えたいと思います。申込みは、同館ホームページのイベント欄から。

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