『Whole Earth Catalog』Fall 1970

09/04/16 | カテゴリー:蔵書紹介 | | 2 コメント

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先日、30代半ばの建築家と話をしていたとき「ホールアースカタログって、
何ですか?」と聞かれたので、ああ、そうだよな、もう知らないかもなと思った。

↑僕が持ってるのは、1970年秋号。アメリカ西海岸の町、Eugeneで買った。


簡単にいうと、ヒッピー文化のための道具、書籍を紹介するカタログで、
1968年にスチュアート・ブランドらによって創刊された出版物。
彼らは72年くらいまで関係し、さらに別の人々に受け継がれ、
形を変えながらも、続いていった。
カウンターカルチャーや雑誌文化、出版に与えた影響は計り知れない。
ブランドによれば世界中で何百という類書が作られたということだ。
また、スティーブ・ジョブズは『Whole Earth Catalog』は現在の
インターネットのウェブサイトの原型であるというような発言をしている。

↑テントや寝袋、リュックについてのページ。

↑カリグラフィ・レタリングについての本を紹介したコーナー。
『Whole Earth Catalog』の類書的なもので、日本でいちばん成功したのが
読売新聞社から出た『Made in U.S.A. catalog』かもしれない。
これはのちに雑誌『POPEYE』『BRUTUS』へと発展していく。
ほかにも当時の雑誌『宝島』には、まんまな特集がある。
『Whole Earth Catalog』が「全地球カタログ」だとすると、
宝島は「全都市カタログ」なのだ。

↑1975年11月号。75年3月号がこの特集最初の号で、それに続く第二集。
 表紙が地球というところまでそっくり。

↑表紙にタイトルはなく、背に太い文字で「全都市カタログ」とだけ。
ひとことで言ってしまうと、「都市生活者のための道具、ブックガイド」だ。

↑「Health」の項目より。薬草や呼吸法の本を紹介している。

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2 コメント {コメントする}
  • りん

    先日、J-WAVEの番組の中で幅さんが「Whole Earth Catalog」を、紹介していました。
    スティーブ ジョブスがスタンフォード大学卒業式でのスピーチで「Stay Hungry Stay Foolish」という言葉をこの雑誌の最終号から引用したお話をもなさっていました。

  • 仙台通信

    こんばんは。
    Steve Jobsのスピーチに出てきたWhole Earth Catalogってこんな感じの本(カタログ)だったのですね! 

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