BRUTUS「YouTube特集」発売です!

08/12/01 | カテゴリー:編集プロセス | | 3 コメント

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意外に思われるかもしれないが、YouTubeをまるまる特集した雑誌はなかった。

われわれが世界で最初なのだそうだ。 雑誌で動画の特集ができるのか?

できるに決まってる。映画特集あるじゃない。 雑誌で動画の特集やっておもしろいのか?

雑誌でやるからおもしろいんじゃん。

これが、ブルータス653号「今日もYouTube見てる。」 590円。




コンピュータへヴィユーザーというか、アディクトというか、

コンピュータがなければ、生きていけない僕としては、

コンピュータとかその周辺の文化に関係する特集を作りたいと思っているのは

いつもいつもなのだが、どうやってやろうかは楽しい悩みで、

でも悩んでいるうちは、ゴーできない。

もうワイヤレスとか、ブログの特集でもないし・・そうか、YouTubeだな。

自分でもブログに動画貼るときは、YouTube利用させてもらってるし。

そんなことでリサーチを始めたのは春くらい。

(親会社の)Google、しかも、日本法人はどう対応してくれるだろうか、とか、

それぞれの動画の著作権はどうクリアするのだろうか、とか、

雑誌だと音楽著作権はクリアする必要はないな・・とか。

幸いGoogle Japanの全面的な協力をあおいで、ここに完成を見ました。

さて、誌面の構成ですが、有り余るテーマや話題を詰め込むため、

怒濤のコラム攻勢です。こんな感じ。

 



それだけではなくて、ブルータスが選んだYouTubeナヴィゲーターに

それぞれお薦めの動画を教えてもらいました。


 

ああ、この人はこういうの見てるんだ、こういう動画って知らなかったよ、

があって楽しいです。友だち同士で、情報公開するみたいな近しい会話の気分。

それと、純正のステッカーをおまけにつけちゃいました。

コンピュータやケータイやまあ、なんでも貼ってください。



僕は90年代の頭からポパイやブルータスでコンピュータ特集を何回か

作ってきたのですが、やっぱりこの世界は進歩というか、世代交代とか早い早い。

YouTubeの2人のファウンダー、チャドとスティーブンに

インタビューしました。サンフランシスコ郊外にある本社にも行きました。

パーソナルコンピュータ史の本を何冊か読んでいる僕にとっては、

YouTubeを始めた2人はアップルコンピュータを始めた2人、

スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックのコンビに通じる

ところがあるように思えてならなかったので、それを聞いてみたのですが、

彼らはあまりそういう意識がなかったし、コンピュータ史にも詳しくなく、

話は盛り上がらなかった。まさに彼らがいま、歴史を塗り替えているのに。

考えてみれば、ジョブズやウォズはチャドたちの親の世代ですね。

コンピュータの歴史でいえば、もう何世紀も離れてるようなものかも。

なんとなく、それがわかってからは、特集の内容はブルータス編集部の

若いエディターやライターにまかせることにしました。

だから、今っぽくて、すごくおもしろいものができた。

僕がやったのはこの特集を発案して、それを提案し、

編集長のゴーサインをもらったこと。

表紙のイメージとタイトルを決めたこと、くらいかな(笑)。

でも、すごく満足してる仕事です。今、実現できたことに感謝してます。

どうぞ、手にとってごらんください。

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3 コメント {コメントする}
  • N

    初めて投稿します。
    ブルータス関係者です。
    この号、芳雄さんが「YouTubeやらない?」と聞いた瞬間に、表紙のイメージも共有できました。芳雄さんとはコンピュータの号を一緒に作ってきましたが、この号は前にも増して「すごい本」になったと思います。
    あとコラム形式にするってのは、言われるまで思いつかなかった。こういうのを思いつけるようになんなきゃ、と勉強になった本です。
    内輪でほめているわけですが、その価値はある本ですよ!

  • blog.mtsk

    YouTube特集 – BRUTUS

  • Lee

    とても、参考かつ、役立ちのほんと価値ある本だとおもいます。あの、内輪のものではございませんけれど。

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