『芸術をめぐる言葉 II』谷川渥

10/06/25 | カテゴリー:蔵書紹介 | | No コメント

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少し前に手に入れた。通して読むことはしないものの、

ときおり手にとって、気になるページを繰るという本のひとつ。

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谷川渥『芸術をめぐる言葉 II』美術出版社 2006年 2,800円+税



先日、多摩美術大学生涯学生センターで谷川渥先生のレクチャーを

聞いたということもあって、またときどき取り出して読んでいる。

先生の専門は美学。美術と文学を巡る博識ぶりにいつも驚く。

美術の言葉やエピソードを平易なことばで解説してくれるのも興味深い。

本書と先行の『芸術をめぐる言葉』もそんな本だ。


雑誌『美術手帖』の13年にわたる連載をまとめたもので、

『芸術をめぐる言葉』と『芸術をめぐる言葉 II』で合わせて151編の

「言葉」が掲載されている。雑誌の連載としてもこれは金字塔である。


以下、帯文から。


絵画は人間の影の輪郭線をなぞることから始まった。

プリニウス(23-79)

真の芸術を偽物から区別する標識として、

ただひとつ確かなものがある——芸術の感染性がそれだ。

トルストイ(1828-1910)

私は目に映るものを描かない。

ピカビア(1879-1953)

美しい『花』がある、『花』の美しさといふ様なものはない。

小林秀雄(1902-83)

それは芸術であるか、さもなくばなにものでもない。

ド・デューヴ(1944-)


図版が入ってるわけでもなく、高価というイメージもあるかもしれないが、

71編で2,800円なら、1編40円ということになる。

そう、考えると見方がちょっと変わるのではないかな。

 

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