クリストとジャンヌ=クロード展

10/02/13 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」

21_21 DESIGN SIGHTで、4月6日(火)まで[基本は火曜休館注意]。


風景を一変させるという現代美術のプロジェクトを続けてきたのが、

クリスト&ジャンヌ=クロードだ。

包んだり、傘を立てたり、幕を張ったり・・・。

「そういうことも現代美術が引き受ける」ことの驚きと楽しさ。

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彼らについて、われわれの雑誌は何度も紹介してきたが、

まだまだ語り尽くせない。


ひとつは根気。ベルリンのライヒスターク(旧帝国議会議事堂)を包むプロジェクトでは

着手したのが、1971年。実現できたのが1995年だった。諦めなかった。

そして、資金の調達法。特定のスポンサーなどに頼ることなく、

プロジェクトのためのドローイングやコラージュ、版画を売ったお金を

その資金とする。なんと純粋な資金調達法。これについてこう言ってる。

「ドローイングを売ってプロジェクトの資金をつくる方法は、

私たちが決めたわけではありません。お金をつくる他の方法を

知らないのです。それが私たちの人生なのです。」

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↑プロジェクトの写真。どれも大規模で鮮烈で印象的だ。


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↑建築家、磯崎新氏と握手をするクリスト氏。座っているのはサイン会の途中ゆえ。


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↑ジャンヌ=クロードは惜しくも、2009年11月18日永眠。プロジェクトは続いている。


前回の来日のとき、それはアラブ首長国連邦のプロジェクトのために現地に行き、

その帰途、日本に立ち寄った。そのとき、インタビューをさせてもらったことを

思い出す。その記事はBRUTUS「すいすい理解(わか)る現代アート」に

掲載されているのだが、もちろん、ジャンヌ=クロードはすごく元気で、

クリストよりも元気でパレスホテルでのインタビューのあと、皇居前周辺での

撮影のため移動するほんの短い間にも2人は手を繋いでいた。


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↑プロジェクトに着手してから、完成するまでの時間経過を年表で。

 「ライヒスターク」や「ゲート」の困難ぶり、彼らの根気強さがわかる。


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↑新作の「マスタバ、アラブ首長国連邦のプロジェクト」2009年


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↑初期の作品群。包まれたオブジェとパッケージ。


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↑「囲まれた島々、フロリダ州グレーターマイアミ、ビスケーン湾のプロジェクト」1981年


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↑左から「包まれた本」1973年、「包まれた現代美術の本」1978年。


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↑ベルリンのライヒスターク(旧帝国議会議事堂)を銀色の布で包んだ。1971-95年


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↑写真家の安斎重雄氏はクリストの仕事を40年にわたって記録してきた。

 背景の写真は1970年に安斎氏が撮影したクリストの作業風景。

 左の人物は写真家のベンジャミン・リー氏

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