近年ますます注目度の高まる映像作家、さわ ひらき氏のデビュー時から
最新作までを見渡せる展覧会が東京オペラシティ アートギャラリーで始まっている。
さわ ひらき|Hiraki Sawa|Under the Box, Beyond the Bounds
会期:3月30日[日]まで
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00 ─ 19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、2月9日[日](全館休館日)
入場料:一般1000円/大・高生800円/中・小生600円
《Lineament》2012
2チャンネル・ヴィデオ、カラー、サイレント
特製レコードプレーヤー、レコード、サウンド
18' 47" supported by Shiseido
今回初公開される作品のひとつ《Lenticular》は
スコットランドのダンディー市に残る古い天文台で撮影されたのだという。
独学の老天文家ロバートの姿を通して宇宙へとつながっていく。
プロジェクターに魚眼レンズを装着し、
プラネタリウム用のような半球形スクリーンに投影する。
これまでも、オオタファインアーツやヨコハマトリエンナーレ、
資生堂ギャラリーなどで作品を発表し、観客を釘付けにしてきた。
今回多くの作品をまとめて見られる絶好の機会だ。
映像作品なのでじっくり見るつもりだと、2時間はかかるのではないかと思う。
いくつかの作品を見ていこう。
同上《Lineament》2012 より
ドローイングや石膏の彫刻 2013-2014
石膏の彫刻 2013-2014
《Dwelling》2002
ヴィデオ、モノクロ、ステレオ・サウンド
9' 20"
同上《Dwelling》2002
新作《Envelope》2014
ヴィデオ、カラー、ステレオ・サウンド、鏡
11' 20"
《Souvenier》(部分)2012
9チャンネル・ヴィデオ、カラー&モノクロ、サイレント
《WAX 1-24》2010-2011
鉛筆、紙 courtesy of James Cohan Gallery
展覧会の公式カタログ(デザイン/近藤一弥氏)は発行元:HeHe、発売元:フォイル。