「女根/めこん」「ニューニュー」「憶速」by 大竹伸朗

13/07/23 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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大竹伸朗さんの展覧会が瀬戸内地区3つの会場で開幕している。

「女根/めこん」瀬戸内国際芸術祭2013女木島/女木小学校

「ニューニュー」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

「憶速」高松市美術館


まずは、「女根/めこん」

高松から船で20分ほどの島、女木島の休校中の小学校の校庭に設置されている。

港湾のブイにパームツリーを挿し木したようなたたずまい(正確には不明)。

大竹さんが女木島を最初に訪れたとき、この島の植物の放つ独特の生命感が

作品のもとになっているのだという。

展示は夏期|9月1日[日]までと、秋|10月5日[土]—11月4日[月・休](無休)

入場料500円 〈瀬戸内国際芸術祭2013パスポートを持っていれば無料。


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《女根/めこん》が設置されているのは休校中の女木小学校。


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《女根/めこん》2013年 

パームツリーとブイによるオブジェ。

高松から直島に向かう船からもその先端が見える。


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校庭に面した壁は蛍光グリーンとオレンジに塗られている。


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壁を正面から見る。


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カラフルな庇の影。そしてタイルによるモザイク。


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大竹さんらしい「集積のオブジェ」。そこに「女根」の文字。


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オブジェ群とブイの位置関係はこんな感じ。


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パームツリーの根の部分? オリジナルタイルの鉢に植わる。


次は丸亀の駅前にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催中の

大竹伸朗展「ニューニュー」

11月4日(月・祝)まで。会期中無休 観覧料:一般950円

美術館建築の名手、建築家 谷口吉生氏による名作のひとつであるこの美術館の

屋上に作品《宇和島駅》を設置してしまった。一文字あたり約2メートル角。

かつて水戸芸術館で見たときもちょっと不思議な感じがしたものだが、

四国の丸亀駅の目の前の美術館でこれを見ると、虚構と現実の境が一層薄れて

なんだかますます変な感覚にとらわれる。

この展覧会、この《宇和島駅》など特に意味づけがあって、出展されているもの以外は

すべて新作、または未発表の作品で構成されている。

本展は誰でも撮影自由です。ただし、フラッシュ、三脚など使用不可、動画も不可。


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《宇和島駅》1997年


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《時憶/美唄》2013年

北海道で見つけたボーリング場のサイン。台座は展覧会のために作られたもの。


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《モンシェリー:自画像としてのスクラップ小屋》2012年

昨年のdOCMENTA(13)に出展された作品。

dOCMENTA(13)では森のような公園内に設置されていたので、一部、木を利用した

ところもあったが、今回は屋内展示。かかっている音楽なども新たに作った。


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《モンシェリー:自画像としてのスクラップ小屋》2012年

小屋とキャンピングトレーラーとボート。小屋とトレーラーの中がたいへん凝った作り。

(クリックで拡大可能)


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《時憶/雲》2013年

韓国で平面的に並べたネオン管の作品も美しかったが、それを再利用、さらに追加し、

立体のオブジェに仕立てた。立体で宙に浮かんでいるので、「雲」と名付けられた。

作品《モンシェリー》のガラス窓や美術館の床に反射しているのを見るのも、きれい。


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《ペインティング〈カールスアウエ公園、カッセル〉》(一部)2011年

dOCMENTA(13)で《モンシェリー》が展示された公園を下見に行ったあと、

写生でなく、その森を思い出しながら油彩で描いた作品。全部で33点ある。


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《時憶13》2012年


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この展覧会のオリジナルスイーツ(!?)「モンシェリー」。カフェにて14時から。


そして最後は「憶速」

高松市美術館で9月1日(日)まで。観覧料:一般1000円 会期中無休


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「憶速」は大竹さんの少年時代の作品もふくめ、「記憶」「移動」「速度」「時間」という

キーワードを手がかりに、テーマやメディアやモチーフごとに分類し、

アーティスト大竹伸朗を解剖していっている、とても良い展示。

「憶速」とは「VELOCITY OF MEMORY」という英文タイトルが示すように

記憶の速度のことらしい。濃度ではなく速度のある記憶。それも気になる。

(本展は取材でなく、普通に見たので作品写真はありません。悪しからず)


さて、以上の3展をすべてまわって、スタンプラリーをすると、特典がある。


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各受付でカードにスタンプを押してもらって、

3つ揃うとオリジナル「ニューシャネル」缶バッジがもらえるのだ。

健闘を祈る!

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