アントニオ・ロペス展@Bunkamuraザ・ミュージアム

13/05/06 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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「現代スペイン・リアリズムの巨匠|アントニオ・ロペス展」

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中だ。6月16日(日)まで。


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左から

《カンポ・デル・モーロ》 1990-94年 油彩・板に貼られたキャンヴァス

 イマジンアート・ギャラリー蔵

《トーレス・ブランカスからのマドリード》 1974-82年 油彩・板

 マルボロ・インターナショナル・ファイン・アート蔵

《カピタン・アヤからのマドリード》 1987-96年 油彩・板に貼られたキャンヴァス

 国立ソフィア王妃芸術センター

《バリェーカスの消防署の塔から見たマドリード》 1990-2006年 油彩・キャンヴァス

 カハ・マドリード財団蔵


上の作品がそれぞれ高い(ビルの屋上などからの)位置から描かれているのに対して、

下に掲載した作品は地面の高さから描かれている。

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左《美術修復センター》 1969-70年 鉛筆・板に貼られた紙

 レアンドロ・ナバーレ画廊蔵

右《グラン・ビア》 1974-81年 油彩・板 個人蔵


この作品に関して、解説にはこうある。

「マドリードの目抜き通りであるグラン・ビアを描いた作品。

ロペスは早朝の光をとらえるために、

毎年夏になると朝6:30には現地へと向かい、

同じ場所にイーゼルを立てつづけた。

画面奥の消失点から通りに沿って建つビル群、

そして手前のアスファルト道路まで、

こちらに迫り来るようなダイナミックな展開。

現実を描写したにもかかわらず、

そうとは思えないほど硬質で冷たい世界を創造した

ロペス芸術の金字塔といえる作品である。」

確かに絵の中に描き込まれている時計は〈6:30〉を示している。


アントニオ・ロペスの絵を見ていると美術が長い時間をかけて追究してきた

「リアリズム」についてもう一度考えてしまう。

たとえば写真の発明以後、絵画はリアリズム追究から解放されたかに見えた。

しかし、この20世紀〜現在活躍中のロペスのような画家の作品を見ると、

リアリズムのなんと魅力的なことか。

やや逆説的な言い方になるかもしれないが、

「絵を見るのって本当にいいなぁ」と思えてくる。

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