「若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―」仙台市博物館

13/03/01 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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東日本大震災復興支援

「若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―」

仙台市博物館(3月1日〜5月6日)

岩手県立美術館(5月18日〜7月15日)

福島県立美術館(7月27日〜9月23日)

入場料は大人800円、高校生以下無料(仙台展の例)。


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伊藤若冲《花も木も動物もみんな生きている/鳥獣花木図屏風》六曲一双


世界有数の日本美術コレクター、悦子&ジョー・プライスご夫妻

(米国、カリフォルニア州)のコレクションのほとんどが東北を巡回する展覧会。

東日本大震災の様子を見て、ご夫妻が自分たちでなにかできないかと思い立ち、

東北の人たち、とりわけ子どもたちを元気づけられればとこの展覧会を実行した。

監修は、伊藤若冲や曾我蕭白という、それまで美術史ではメインには

取り上げられていなかった画家たちに脚光をあてた『奇想の系譜』の著者、

辻惟雄氏(東京大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長)、

主催は財団 心遠館(プライス夫妻による文化財団)、日本経済新聞社など。


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パノラマで撮ってみました。


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左から、辻惟雄氏、ジョー・プライス氏、悦子・プライス氏

辻先生は40代の頃、東北大学教授として過ごし、仙台は思い出の地。

先生とご夫妻は、40年来に渡る親交がある。

悦子さんは鳥取県出身。日本に訪れたジョーさんの通訳を

学生時代につとめたことがきっかけで知り合い、のちに結婚した。


報道記者会見で挨拶をする悦子さん。

「東北の人たちがテレビで見られなかった被災直後の様子をカリフォルニアで見ていた。

近代国家でこんなことがあろうかと悲しいというより、悔しい思いで見た。

少しあと、被災地に咲いた梅の花の映像が流されたとき、生命の美しさと

力強さを感じ、涙が止まらなかった。自分たちにできることを考えた。」


今回は、展覧会を子どものためと、大人も子どもになって楽しんで、という

趣旨のもと、セクションもたとえば「はる・なつ・あき・ふゆ」、

「プライス動物園」、「美人大好き」などおもしろく分けたり、

それぞれの作品名も、わかりやすい説明にしたものを併記している。


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「若冲の広場」と題されたセクション。


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プライスコレクションの中の伊藤若冲の名品たち。

左から、《アジサイの花と二羽のニワトリ/紫陽花双鶏図》一幅

《雪のつもったアシとオシドリ/雪芦鴛鴦図》一幅

《足をなめるトラ/虎図》一幅 以上、伊藤若冲


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伊藤若冲《ブドウの木/葡萄図》(部分)一幅

ジョー・プライスさんが23歳のとき、なんの予備知識もなく、ニューヨークの

古美術商で買った記念すべき最初の作品。彼はのちにこれが伊藤若冲作と知る。


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葛蛇玉《雪の夜の白いウサギと黒いカラス/雪中松に兎・梅に鴉図屏風》六曲一双


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カラスが描かれた部分。


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中路定季《〈おしゃかさま〉がお亡くなりになりました/仏涅槃図》一幅


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長沢芦雪《白いゾウと黒いウシ/白象黒牛図屏風》六曲一双


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開会式でのテープカット。ジョーさんの右隣は仙台市長・奥山恵美子氏。

その隣は前駐米大使・藤崎一郎氏。

背景はキヤノンによる《白いゾウと黒いウシ/白象黒牛図屏風》の高精細レプリカ。


東北3県のみの巡回なので、ぜひ日本中から、出かけてほしい。

若冲始め、プライスコレクションの優品がずらりと並ぶ本展を見ることが、

被災地を支援することにつながる。

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