「セザンヌ-パリとプロヴァンス」国立新美術館

12/06/02 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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いよいよ6月11日(月)までの開催となった「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展。

国立新美術館(火曜日休館)。

実は記者内覧会のときに僕は出張中で、会場で写真を撮る機会を逃していて、

それでブログもアップしてなかったのだが、最近撮影できるタイミングがあったので、

会期もいろいろ大詰めだが、ブログにアップすることにした。


まずは、オルセー美術館にある有名なこの絵。


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《りんごとオレンジ》1899年頃 油彩、カンヴァス 74.0×93.0cm オルセー美術館


このセザンヌ展に関連して、昨年の夏、画家の山口晃さんとセザンヌゆかりの土地、

エクス=アン=プロヴァンスを訪ねた。

実は一昨年も印象派特集のために同じ場所に行っている。


印象派・ポスト印象派の中にいたり、距離を置いたり、屈折し複雑な思いを抱えながら、

画家としての活動をしていたセザンヌ。

彼が同時代や以後の絵画史に与えた影響は計り知れない。


セザンヌに関しては2006年にワシントンDCで開催された、サント=ヴィクトワール山の

絵ばかりを集めた展覧会も見たこともあって、ずっと思い入れがあった。


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左《サント=ヴィクトワール山》1886-87年 油彩、カンヴァス 59.7×72.4cm

フィリップス・コレクション

右《トロネの道とサント=ヴィクトワール山》1896-98年 油彩、カンヴァス

エルミタージュ美術館


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《マルヌの川岸》1888年頃 油彩、カンヴァス 65.0× 81.3cm

ニュー・サウス・ウェールズ美術館


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《ビクトール・ショケの肖像》1877年 油彩、カンヴァス コロンバス美術館


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左《赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人》1877年頃 油彩、カンヴァス 72.4×55.9cm ボストン美術館

右《縞模様の服を着たセザンヌ夫人》1883-85年 油彩、カンヴァス 横浜美術館


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《青い花瓶》1889-90年 油彩、カンヴァス 61.0×50.0cm オルセー美術館


以下の絵は若い頃使ってたアトリエのあるジュス・ド・ブファンの館(セザンヌ家の

別荘)の広間に掛けられていた。絵としてはまだまだ凡庸かも。


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左から

《四季 春》1861年頃 油彩、カンヴァス 315.0×98.0cm

《四季 夏》1860-61年頃 油彩、カンヴァス 314.0×109.5cm

《四季 冬》1860-61年頃 油彩、カンヴァス 314.0×104.0cm

《四季 秋》1861年頃 油彩、カンヴァス 314.0×105.0cm

パリ市立プティ・パレ美術館


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今回は晩年に使っていたローブのアトリエからそこに置いてあるアイテムを

いくつか借用し、また、精巧な複製品とも合わせて、セザンヌのいた場所を

再現していて、これも見所である。


ニコラ・プッサンやドラクロワ、アングルなどを研究し、

また、ピカソ、ブラックらキュビスムの画家はもちろんのこと、後世の多くの画家に

影響を与えた。その系譜はデヴィッド・ホックニーくらいまで簡単にたどれると思っている。

そんな絵画の巨人。ポール・セザンヌの仕事が一望できる本展を見逃すには

あまりにも惜しいと思う。まだの人はぜひ、国立新美術館に足を運んでほしい。

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