『VGM’s Business Portraits: Apple』

12/01/12 | カテゴリー:編集プロセス, 蔵書紹介 | | No コメント

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企業図解シリーズとも言える〈VGM's Business Portraits〉シリーズに

APPLEもあった。ほかに、BOEING、COCA-COLA、FORD、

KELLOGG'S、McDONALD'Sなどもある。


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『VGM's Business Portraits: Apple』McGraw-Hill刊、1997年。英語


『カーサ ブルータス』2月10日発売号で、「Appleは何をデザインしたのか?」

という特集があり、それを少しだけ手伝っているのだが、

僕の集めた資料の中に、この一冊もあった。

表紙には「Macintosh — the computer that changed everything」

(すべてを変えたコンピューター、マッキントッシュ)とある。

企業別図解シリーズといっても、社史とか、製品ばかりを見せるのではなく、

たとえば、アップルだったら、コンピュータの歴史について語ったりしてる。


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アップル以前のコンピュータ史の話をするために、ENIAC(真空管を使った、

初期のコンピュータ)から話を始めている。(左ページ)

ENIACは、当初、アメリカ陸軍の大砲の弾道計算を目的につくられた。

右ページは、ごく初期、ガレージカンパニーだったアップルの様子(想像図)。

地元のホームブリュー・コンピュータ・クラブ(自家醸造コンピュータ・クラブ)で

知り合ったスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが起業する。

製品第1号の〈Apple I〉を作るため、ジョブズはフォルクスワーゲンのバンを、

ウォズニアックはヒューレットパッカードの関数電卓を売って資金にした。

その金額は、1,350ドルだった。1976年のことである。


〈Apple I〉はケースもキーボードもモニタもない、マニア向けの基盤が

商品だったが、〈Apple Ii〉では完全に組み立てられたコンピュータの

形で売られ、ビジネスにも使われるようになり、大ヒットした。


その次の世代のコンピュータの開発を模索しているときに、

ゼロックスのパロアルト研究所で開発中のグラフィカル・ユーザー・

インターフェイスのマシン〈ALTO〉を参考に、アップルは

〈Lisa〉〈Macintosh〉という多くの人が使えるコンピュータを製品化する。



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左ページは、ゼロックス パロアルト研究所について。

白い画面に黒い文字がビットマップで表されるディスプレイ、

アイコンやマウスを使ったユーザーインターフェイス、

イーサーネットによるネットワークを備えた先進のマシンだった〈ALTO〉。

右ページは、〈Macintosh〉に先行するマシン〈Lisa〉。

これの簡易版・廉価版として、〈Macintosh〉が発表された。


ほかにも興味深いトピックがたくさん載っている。


1997年の本だが今でも変えるようだ。日本のアマゾンにもある。

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