「国宝 土偶展」@東京国立博物館

09/12/15 | カテゴリー:美術展 | | 1 コメント

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文化庁海外展 大英博物館帰国記念 「国宝 土偶展」
2月21日(日)まで、東京国立博物館(本館特別5室)にて。

↑ハート型土偶 縄文時代後期 群馬県郷原遺跡出土 個人蔵 重要文化財


今秋、大英博物館で開催された「THE POWER OF DOGU」の帰国展だ。
国宝3点、重要文化財23件を含む全67件の展示。
土偶は各地の教育委員会、歴史資料館、個人などが所有するものが多く、
これほど一同に会することができるのは海外からの帰国展ならでは。
人の形(動物のもあるが)をした、素焼きのオブジェ。
その発生は縄文時代草創期(約13,000年前)にまで遡れるという。
その特徴から、「祈りの造形」と位置づけられ、縄文人の信仰を
反映した「かたち」として貴重な資料となっている。
おおらかなポーズ、偉大なる母の姿など、見ている者を惹きつける。
土偶にも謎は多いのだが、仏像の人気とはまた別で、
その原始的で素朴なたたずまいが魅力なのではないだろうか。
僕の周辺でも、始まる前からかなり話題だった。

↑縄文のビーナス 縄文時代中期 長野県棚畑遺跡出土 茅野市教育委員会蔵 国宝

↑側面、背面も見られる展示がとてもよい
教科書で見ました。宇宙人説もありましたね。

↑遮光器土偶 縄文時代晩期 青森県亀ヶ岡遺跡出土 東京国立博物館蔵 重要文化財

↑合掌土偶 縄文時代後期 青森県風張1遺跡出土 八戸市蔵 国宝

↑みみずく土偶 埼玉県さいたま市真福寺貝塚出土 平安時代後期 東京国立博物館蔵 重要文化財

↑仮面土偶 縄文時代後期 長野県中ッ原遺跡出土 茅野市教育委員会蔵 重要文化財

↑円錐型土偶 縄文時代中期 山梨南アルプス市鋳物師屋遺跡出土 南アルプス市教育委員会蔵 重要文化財

↑中空土偶 縄文時代後期 北海道函館市著保内野遺跡出土 函館市教育委員会蔵 国宝

↑左:しゃがむ土偶 縄文時代後期 青森県田子町野面平遺跡出土 個人蔵 左から2つめ:しゃがむ土偶 縄文時代後期 福島県福島市上岡遺跡出土 福島市教育委員会蔵 右から2つめ:筒型土偶 縄文時代後期 神奈川県横浜市稲荷山貝塚出土 個人蔵 右:筒型土偶 縄文時代後期 茨城県那珂市戸立石遺跡出土 個人蔵(茨城県立歴史館寄託)
以上のほかにも多くの土偶、土器が展示されている。
会場で照明を担当された木下史青さんと立ち話する機会があった。
この部屋は確か、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」を
展示した部屋。これだけ天井の高い場所でありながら、
土偶のようなサイズのものをうまくライティングしている。
ケースは「仏像の道」「染付」のときに使ったものの流用だそうだ。
とても、貴重で内容の濃い、良い展覧会。展示の密度が高い。
人気度・注目度に比して、会場のスペースが狭い気がする。
長時間の入場制限が行われるのではないかと心配になってくるが。

↑会場の様子はこんな感じ。
また、1個200円の〈土偶フィギュア〉(ガチャガチャで買う)も
会場で販売されている。阿修羅像のような精巧なものではないが楽しい。

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1 コメント {コメントする}
  • キクカワ

    おはようございます。ここに載せてくださったお写真だけでも、とてもいいですね、見ててどきどきします。それに多いし。あの、フクヘンさんのお写真もとてもいいからですよ、もちろん。本当にご紹介ありがとうございます。いつ頃ならすいているんでしょうねぇ。

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