『編集者の仕事—本の魂は細部に宿る』

10/06/29 | カテゴリー:蔵書紹介 | | No コメント

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先日、新潮社のA立さんに会ったとき、もう出ましたよと教えてもらったので

さっそく買いに行った。

〈SPBS編集ワークショップ〉受講生諸君にはぜひ読んでおいてもらいたい。

もちろん、本作りに興味のある人、本の好きな人にはお薦め。

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柴田光滋『編集者の仕事—本の魂は細部に宿る』新潮新書 735円



著者、柴田光滋氏は40年にわたり、新潮社で数々の名著の編集を手がけてきた。

担当した作家は、吉田健一、安部公房、丸谷才一、辻邦生と綺羅星の如し。

フランス料理の本を編集し、ワインの本を書いたりもしている。


「本の良し悪しは、読まなくても分かる」という。

それは僕たちも読者として、日頃からなんとなく感じていることだが

作り手がディテールについてわかりやすい解説をしてくれているのがこの本。

当然のことながら本は、内容(なにが書かれているか、なにが載っているか)と

モノとしての作り(たたずまい、完成度)によって良さが決まる。

細部への追究、気配りが結局、本の良さにつながっているのだ。


ここまでフェティッシュな仕事なのだったのかとあらためて、唸ってしまう。

今後、この業界、電子書籍にシフトして行くのは自然の流れなのだが、

そのとき、フェティッシュさをどこまで追い求められるか、さらに考えていきたい。

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目次より


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