パテック フィリップ創業175周年とスイスと日本の国交樹立150周年を記念して、
明治神宮外苑 聖徳記念絵画館で、
創業175周年特別企画「パテック フィリップ展~歴史の中のタイムピース~」が
開催されている。
・1月17日(金)~19日(日)9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
・開催場所 明治神宮外苑 聖徳記念絵画館
・観覧料 一般 500円、小中学生・高校生 200円
イエローゴールド
トリプルコンプリケーション懐中時計 1921年
ミニット・リピーター、スプリット秒針クロノグラフ、
60分計、12時間計搭載 1895年
日露戦争の総司令官アレクセイ・ニコラエヴィッチ・クロパトキン将軍の懐中時計。
フランスの王族、アントワーヌ・ドルレアン(モンパンシエ公)の懐中時計。
コンプケーション腕時計も多く展示。
いつかは欲しいと思っている人は多いと思う。僕も。
余談だが、先日、オークション会社のクリスティーズから昨年の主だった
オークションについてまとめられた冊子が送ってきたが、それによると、
このクラス、およそ、4,000万円台〜5,000万円台だった。
ところで、会場の聖徳記念絵画館は幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を
描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示している。
日本を代表する、日本画家・洋画家が腕を揮った対策揃いだ。
たとえば、川村清雄はこんな絵を収めている。
「日清戦争の帰還将兵から数々の戦利品が皇室に献上されました。
天皇は、永くその武勲を傳えるため、吹上御苑に陳列庫を建造し、
これを振天府と名づけられました。振天府には、戦利品のほか、
戦死した将校以上は写真を、下士官以下は名簿を保存し、
永くその功をたたえられました。
絵の中央下段は戦利品、中央上部は振天府、上部右端は戦場の幻想を描いたものです。」
明治天皇のご聖徳を讃える館で、かつての戦争相手国将軍の愛用時計を展示する
めぐり合わせと平和のありがたさを思う。
(もちろん、これは主催者の意図ではなく、個人的な感想です)
絵画館にPATEK PHILIPPEマークのプロジェクションマッピング。