2014年もどうぞよろしく。

14/01/01 | カテゴリー:編集プロセス | | No コメント

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今年もよろしくお願いします。

 

雑誌ブルータスの副編集長時代の後半は毎日ブログを書いていましたが、

退職してフリーランスになり、原稿書きの仕事が増えてくると、

その仕事を終えたあとに「さて、ブログを」となかなかいけなくて、

いつのまにか、更新が滞るようになってしまいました。

ツイッターやFacebook(2つのFbページを設定しています)もあり、

以前とブログの役割も変わってきたのも事実。

でも、新年に誰もが思うように今年はまた心がけて書くようにしようかなと思い、

久しぶりに「新規投稿」ページを開けてみた。


さて、本日の話題は去年かかわった単行本について。


140101teamlab

猪子寿之監修『チームラボって、何者?』マガジンハウス


 

マガジンハウスの先輩にあたる人が書籍のセクションにいて、

なにか企画を出さないかと言ってくれた。

2012年の東京デザイナーズウィークの「若冲感性インスパイア展」に

出品され、その後も発展していったチームラボの作品が気になっていたのと

2013年に宮城・岩手・福島の東北3県を巡回した

「若冲が来てくれました」展が気になっていて、

「若冲×チームラボ。そのメイキング」という本の企画を提案した。

結果として、「若冲×チームラボ」を入り口にチームラボの作品集的な

DVDブックに仕上がった。

伊藤若冲の《鳥獣花木図屏風》をチームラボがコンピューターで3Dで描き直し、

アニメーション/インタラクティブ作品に仕上げたもの。

その作品はただ単に古美術をアニメ化したものではなくて、

西洋美術の遠近法と日本美術の空間認識の違いなどをふまえ、

さらに『少年ジャンプ』掲載作品やスーパーマリオの作る世界とも関係があった。

日本美術的空間認識、宇宙観、時間観を解説するため、猪子さんと

日本美術史家の山下裕二氏に対談をしてもらった。

タイトルは僕が付けたものではないが、

「日本美術に新たなページを加える最先端アート集団の思考と作品」

というややカタいサブタイトルは僕が書いたもの。

そう、抹香臭いと思われている日本美術はたとえば「いま、ここ」で新開している。


もう1冊はこれ。


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宮島達男編『アーティストになれる人、なれない人』マガジンハウス


京都造形芸術大学東京藝術学舎で現代美術家で同大学副学長の

宮島達男さんが「美術の教育を考える」というテーマで行った

シンポジウム(4つの対談・鼎談)を再録したもの。

当初、このシンポジウムを聞きに行ったところ、これを記録していた

フリーランスの編集者を紹介され、版元の相談を受けたので、

マガジンハウスの書籍部のスタッフとつないだ。

僕が担当したのは構成と校正。


これもタイトルは僕は付けていない。

そのタイトルから、美術作家養成本ともとれるが、そうではない。

アーティスト的な発想法、仕事へのアプローチは現在、作家以外、たとえば

ビジネスマンにも必要な資質で、その秘密を世界を舞台に活躍する

“トップアーティスト”たちから、学ぼうというものだ。

もちろん、美術関係で食べていこうとか、美大に進学しようと言う人は

必読の内容である。これだけの人たちの話が詰まってる本ですから。


余談だが、4回の対話のうちの1回はそのUST中継を、

僕はパリからロンドンに向かうユーロスターの中で自分のiPhoneで見た。

そこから、コメント欄に「今、ユーロトンネルの中で見ています」と送信したら

ある登壇者から、「えー!?」という驚きのリプライをもらったのを覚えている。


この2冊の他に、マンガ『チェーザレ』(1〜10巻。以下続刊)の副読本である

『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』(講談社刊)にも関わった。

ただし、こちらは編集というよりは、ライター的な仕事に近かった。


またときどき単行本の仕事もしていきたい。

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