白隠展|禅画に込めたメッセージ

12/12/23 | カテゴリー:美術展 | | No コメント

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「白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ」が始まった。

Bunkamuraザ・ミュージアムにて。

2月24日(日)まで。1月1日(火・祝)のみ休館。会期中展示替え有り。

 

江戸時代中期の禅僧、白隠慧鶴(はくいんえかく)(1685〜1768)は、

ユーモラスでありながら、ときに厳しい教えを

大量(1万点以上といわれる)の書画で遺した。

本展では100点以上の作品を展示する。

所蔵先も40以上あり、担当者の苦労もしのばれる。

会場構成もスペースを六角形に割って、とてもうまくできているし、

作品とアクリルの距離も短く、すぐ近くで見られる。


これが会場のエントランス。

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正面《隻履達磨》 190.0×107.7cm 龍嶽寺(長野県)


本展監修は芳澤勝弘氏(花園大学国際禅学研究所教授)と

山下裕二(明治学院大学教授)氏が担当している。


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プレス向けのギャラリートークをする山下裕二先生。

(このブログ、下方に説明の一部のムーヴィあり)

左《南無不可思議光如来》(部分)紙本墨書 261.9×55.8cm

右《百寿福禄寿》紙本墨書 122.5×56.3cm  普賢寺(山口県)

 

白隠は禅宗の教えをどうやったら広められるかを苦心し、成功している。

編集者的センスも非常に高かった人だと思う。


以下、会場の一部フォトレポートだが、

予想以上にダイナミックなサイズ、

細部に至るまで描き込んだ繊細な筆使いをぜひ、生で見てほしい。


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左《半身達磨》紙本着色 192.0×112.5cm 萬壽寺(大分県)

中《半身達磨》紙本墨画 175.0×131.5cm 永明寺(静岡県)

右《達磨》紙本墨画 93.2×42.2cm 濟松寺(東京都)


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左《半身達磨》紙本墨画 92.1×36.0cm

右《横向き半身達磨》紙本墨画 130.8×55.7cm 永青文庫


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左《蓮池観音》紙本墨画淡彩 114.7×31.0cm

中《地獄菩薩》紙本墨画淡彩 119.7×55.2cm 龍澤寺(静岡県)

右《蓮池観音》紙本墨画 133.0×54.5cm 龍澤寺(静岡県)


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《蓮池観音》絹本墨画淡彩 49.3×99.4cm


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《観音十六羅漢》紙本墨画淡彩 135.6×111.7cm 寶林寺(山梨県)


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《すたすた坊主》紙本墨画 52.7×93.9cm 早稲田大学 會津八一記念博物館


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《地獄極楽変相図》絹本墨画淡彩 164.0×102.0cm 清梵寺(静岡県)


山下先生によるギャラリートークの一部(30秒ほど。音が出るので注意)。

山下先生のたとえ話や引用はほんとうに面白い。天才的。

今回は、ジョン・レノンが出てきた。


「ジョン・レノンは白隠の作品も持っていて感化を受けています。

白隠の有名な書「《南無地獄大菩薩》地獄も極楽も人の心に映ったものにほかならない」

という教えは、

ジョン・レノンによる《Imagine》の歌詞

〈♪ Imagine there's no Heaven(想像してごらん 天国なんて無いんだと)〉を生んだ」

 

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《南無地獄大菩薩》というのはこれ。ブログ『弐代目・青い日記帳』より。撮影/Tak

 

 




*20歳未満の方の飲酒は法律で禁じられています。

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