映画『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』

12/04/18 | カテゴリー:日記的 | | No コメント

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スペイン、カタルニア地方にある伝説のレストラン、エル・ブリを描いた

ドキュメンタリー映画が『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』だ。

この映画のことは以前から知ってはいたのだが、やっと見に行くことができた。


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国内各地で公開されたが現在も渋谷UPLINK ROOMほかで上映中。



エル・ブリには2回行ったことがある。

最初は2000年。プライベートで。その後、もう1回そのときは取材で。

予約を取るのが困難。バルセロナからさらに2〜3時間かかる、

などなかなか行くのはたいへんなのだが、

ここでしかありえない料理、世界中の一流シェフが集まるレストラン、

と言われると食べに行かねばなるまい、取材せねばなるまいとなる。

このレストランについては僕はトークでいろいろ喋ったりしてるし、

語るには十分な紙数が欲しいので、今日のブログは主に映画について。


映画の予告編。


映画としては必要十分によくできていた。

(ちょっと偉そうなのはエル・ブリ体験者ゆえです。許してください)

レストランが閉鎖されてしまった現在となっては、

この映画を観ることはここを知る最も良い手段だ。


「これは料理か? 芸術か?」というキャッチがついてるが、

シェフ、フェラン・アドリアの料理と人を楽しませる芸術に共通しているのは

それによって人を喜ばせようと常に考えているところだ。

喜ばせるツボということもよく心得ている。

まずはサプライズ、それがわくわくに変わり、喜びになることを知っている。

僕もこの店のテーブルで何度かそういう瞬間を体験した。


エル・ブリは夏を挟んだ半年間、レストランとして営業し、残りの半年は

バルセロナでメニュー開発、研究の期間としている。

そのときこそ大切(店で客が接することができないし)とよくわかっていて、

カメラはそこを執拗に追いかけるのは正しい。


いくつかのメニュー、たとえば「見えないラヴィオリ」などを詳しく解説していて、

とても興味深いがこの調子でその時期のメニューを詳細に記録していたら、

24時間以上の映画になっていただろう。


そういうわけで物理的には無理なのは承知だが、残念なのだが、

料理が完成の状態の物撮りでしか紹介されないものが多いこと。

実はそのビフォー(作る工程)とアフター(食べる驚き)が知りたいことだ。

せめて、ひとつの料理が全体の流れの中でどういう位置づけで、

メニューの組み立て上、どう効果を上げているかも知りたいところだろう。

というのも、メニューはすべてデギュスタシオン(試食の意。たくさんの料理を

食べられるように組み立てられた“おまかせ”というような意味と思ってください)で、

しかも、信じられないほど品数が多く、20皿以上出るので。


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エル・ブリそのものについてはまたどこかで話したり、書いたりしたいけれど。

 

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